フォトメーターの測定例

スラリーの沈殿状態測定
下記操作の動画説明(全て:約6分)はこちら( 高速用 中速用 低速用 )です。
下記操作の動画説明(要約:約1分30秒)はこちら( 高速用 中速用 低速用 )です。

(画像をクリックすると大きくなります)

水と小麦粉のスラリーの 沈殿状態 を測定します。

(フォトメーターのフルスケールは事前に設定してあります。)

プローブはオプションのガラス管入り反射形プローブ(PM-PR-RG-16)を使いました。
(プローブはクランプに固定し測定しました。)

小麦粉の沈殿物に水を全部加えました。
十分攪拌し容器内のスラリーを均一にしておきます。
沈殿状態の測定開始
攪拌しないで放置するとスラリー内の粉が沈殿していきます。
(粉が沈殿するとプローブに当たる粉が少なくなる為に反射光量が少なくなります。)

測定開始時のLED表示器の値(反射光量)は1.99でした。

約30秒放置すると
LED表示器の値は1.56迄下がりました。
約1分放置すると
LED表示器の値は1.18迄下がりました。
約1分30秒放置すると
LED表示器の値は0.79迄下がりました。
約2分放置すると
LED表示器の値は0.60迄下がりました。
容器下部の状態調査
今度は容器の下方向の
沈殿状態を調べる為に、ラボジャッキを上に上げていきました。

(プローブは固定のままで、ラボジャッキで容器を移動しました。)

プローブ先端が容器の下部分に行くに従って
(プローブに当たる粉が多くなる為に反射光量が大きくなり)
LED表示器の値が上がっていきます。(4.38)
容器上部の状態調査
今度は容器の上方向の
沈殿状態を調べる為に、ラボジャッキを下に下げていきました。

プローブ先端が容器の上方向に行くに従って (プローブに当たる粉が少なくなる為に反射光量が小さくなり) LED表示器の値が下がっていきます。

容器下部の状態再調査
もう一度、容器の下方向の
沈殿状態を調べる為に、ラボジャッキを上に上げていきました。

プローブ先端が容器の下部分に行くに従って (プローブに当たる粉が多くなる為に反射光量が大きくなり) LED表示器の値が上がっていきます。

容器上部の状態再調査
もう一度、容器の上方向の
沈殿状態を調べる為に、ラボジャッキを下に下げていきました。

プローブ先端が容器の上方向に行くに従って (プローブに当たる粉が少なくなる為に反射光量が小さくなり) LED表示器の値が下がっていきます。

再攪拌
再び攪拌してみました。

(反射光量の値が上がって来ます)

測定全体のグラフ
測定開始から再攪拌終了時迄の
プローブ先端の反射光量の変化を記録しました。

(弊社の粉体混合度リアルタイム測定システムを使用しました。)