フォトメーターの原理

      ┌────────┐  
 ┌─┐ ←│(光ファイバー)│← 発光部 ←───────周波数発振器
 │粉│  │  プローブ  │                 │
 └─┘ →│(光ファイバー)│→ 受光部→ 増幅→ ATT→ 同期整流 ┐
      └────────┘                     │
      ┌──────────────────────────────┘
      └─増幅 → LPF → 増幅 → 表示器および出力端子
      (ゼロ調整)     (ゲイン調整)

フォトメーターには発光部と受光部があります。

LEDの光は発光部より光ファイバーを通ってプローブ先端の物体の表面に照射されます。物体の表面から反射した光は、光ファイバーを通って受光部へと導かれます。

フォトメーターの出力はアナログ出力( 0.00〜5.00V )です。 それは白と黒の間の絶対値を表しているのではなく、広範囲のゼロ調整回路や高精度のゲイン調整回路の調整による相対値を表しています。

フォトメーターのフルスケールを白と黒に合わせた状態では、白と白は同じ値を示しますが、2つの粉の内の一方の白にゼロ調整を合わせてゲインを大きくすると白い粉同士と見えたものでも、わずかの差異により、大きな違いとして識別することができます。


同色粉体や同一原料のの違いを識別できる理由は、以下のような要因があります。

  1:粒径
  2:表面の形状
  3:表面の光沢
  4:表面コーティング(膜、微粒子固定)
  5:含水量
  6:光吸収特性

MSE株式会社 粉体事業部